生きとし生けるもの全ての間に絶え間なく繰り返される“生命の循環”
そして、その瞬間に存在する私。

画家 阪東佳代は“命の繋がり”を主題に据え、これまで生まれ育った和歌山という風土、
家族との係り、或はモデルとの対話を通してその経験、ストーリーを丹念に聞き取り取材し、
再構築して、他者の肉体というフィルターを通して自身の主題の具現化を試みてきた。
今回、出産という個人的経験によって命の連鎖の一部としての自らの存在の確信を得て、
漸く自分自身と対峙し、己をフィルターとして、再び主題に取り組む。

本展「マザー 、サン」は母子という普遍的テーマ、
そして胎内での“鼓動の記憶”をキーワードに阪東佳代の
表現の根源を探究する4年ぶりの新作個展となる。

GALLERY NAO

阪東佳代展